トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか

ひと言まとめ

ビジネスにおいて成功を納めるには上質あるいは、手軽さのいずれかを突き詰めるしかない。上質、手軽さのいずれにおいても秀逸ではないサービスや製品の向かう先は不毛地帯である。

この書籍を読んで

ビジョナリーカンパニーのジムコリンズが絶賛してよいうトレードオフ。数年前にインフルエンザに掛かった際に時間がたっぷりあったので読んだ記憶があります。書かれていることはタイトルの通りでビジネスで勝つ為には上質か手軽かのいずれかを天秤にかけて洗練させるしか無いということを事例も交えて一貫して書かれています。

書かれていることは一見するとかなり簡単ですが、実践するのはかなり難しいように思います。実際のビジネスではさまざまな要因が関与しますのでそう簡単に方向転換が出来るわけもないと思いますし。

おそらくここで書かれていることは絶対的なものではなく、実際に活用する際にはおそらく3Cの要素を組み合わせて考えていく必要があるかと個人的には思いますね。

この書籍で覚えておきたいポイント

  • 上質とは断片的なものではなく、サービスや製品を通して得られる経験全体を指す。
  • 手軽さとは望むものの手に入りやすさの度合いを表す。
  • 上質=経験+オーラ+個性
  • オーラは目に見えないもの。精巧に複製された美術品にはオーラは無い。オリジナルの作品にはある
  • 個性とは自分らしさを伝えるもの。自己表現のベネフィットを満たすもの。
  • 手軽さ=入手しやすさ+安さ

上質と手軽の選択を見誤らないための五か条

  • テクノロジーの進歩を見落としては行けない
  • 商品の成否は目新しさや時流ではなく上質と手軽のさじ加減で決まる
  • 上質と手軽のどちらが重視されるかは顧客層によって異なる
  • サービスを小さく生むと小回りが利くため、テクノロジーや競合の動きに対応しやすい
  • 新しいテクノロジーは必ずといって良いほど不毛地帯から生まれる