人を動かす

ひと言まとめ

人と接するときは、相手の話を聞き、しゃべらせ、興味を持ち、褒め、メンツを立てることである。

この書籍を読んで

言わずとしれたデールカーネギーの名著「人を動かす」。20代前半に読んだこの著書を改めて読んだのでご紹介。

この書籍はビジネスマンだけでなく、全ての人類が読むべき名著だろう。(特に女性は読んだ方が良い。)僕はこの書籍を読んでから人との衝突が明らかに減った。実は書かれていることは当たり前と言えば当たり前のことが書かれている。

超端的に言うならば

  • 人に話をさせる
  • 興味をもつ
  • 相手のメンツを立てる

である。

おそらく世間一般でコミュニケーション能力が高いと言われる人は、この著書に書かれていることを無意識に実践出来ているのだろう。しかし、人との衝突が多い人や周りから人が離れて行ってしまう人はもしかすると自分のコミュニケーションに問題がらうのかもしれない。そういった方はこの本は必読だろう。

さて、僕がビジネスの現場で日々違和感を感じるのは「話を沢山する人」=「コミュニケーション能力が高い」と勘違いされていることだ。人は基本的に自分以外には興味を持っていない。(あくまで基本的にだ)飲み会やお茶をする際、自分が沢山話をした日は大体楽しいと感じるのが一般的だろう。しかし、聞き手に回った日はどうだろうか?相手の愚痴を延々と聞かされる経験を誰しもがしているだろう。人は誰しもが自分の話をしたくて、人の話を聞くというのは苦痛なのである。

これはビジネスの現場でも同様で、営業マンは話上手では無く、聞き上手であるべきである。自社の商品を延々とPRする営業マンが未だに存在するが、買い手側の頭の中は「早く帰ってくれないかな」である。だれもあなたやあなたの商品に興味など無いのである。

人は自分にしか興味を持っておらず、そして認められたいと思っている。これはマズローの五大欲求でも主張されている。マズローの五大欲求の第四階層である「尊厳欲求(承認欲求)」があり、これを考えれば、人が認められたいと思う心理は人間の構造として当たり前と言えば当たり前なのである。

人と接する際には、この欲求を満たすようにコミュケーションを取ってあげるのである。名前を憶えてあげるのはもちろん、褒める、同情してあげる、相手の誤りを指摘しない、話をさせてあげて、なおかつ興味を持ってあげる。のである。そうすれば人は自分に対して好意を持つかはわからないが、少なくとも敵意を持つことはほとんどないだろう。

ただ、僕が思うのはこの著書の考えを正直に実践すると、「ただの良い人」になってしまう恐れがあるという点だ。真の仲間には自分の考えを真正面から伝え、時には衝突することも必要で、泥臭いコミュケーションも必要だと僕は思う。

従って、この著書に書かれていることはあくまで人と接するうえでの原則として考えるべきだろう。十分な信頼関係が築けた人間には過度に意識する必要は無いと思う。もちろん必然的に信頼関係が希薄になるビジネス現場でのコミュニケーション方法としては効果絶大なのは言うまでもないが。

この書籍で覚えておきたいポイント

ありすぎて著作権に触れそうなので書きません苦笑。